部屋に閉じこもったまま年を取る日本40代の引きこもりたち(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.09.05 13:34
『家を売るオンナ』(2016)という日本ドラマがある。「私に売れない家はありません!」と豪語する、天才不動産仲介業者の三軒家万智主任の活躍像を描いた話だ。第2話で、三軒家は2階の単独住宅を売りたいという60代夫婦を訪ねる。夫婦2人だけが住んでいるとはっきり言っていたが、空いている2階のトイレから水を流す音が聞こえてくる。「あ、自動洗浄機能があって…」。老夫婦はごまかそうとするが、三軒家はこの家に隠された秘密に感づく。
2階の奥の部屋、二十数歳で会社を辞めて20年以上も部屋の中に閉じこもったままの40代の息子がそこにいたのだ。これが最近、日本で新たな社会問題として注目されている「中年引きこもり」だ。自分たちが死んだ後の息子の心配をした夫婦は、大きな家を売って残ったお金を息子の老後資金に充てる決心をする。事情を知った三軒家は息子を部屋の外に引き出すために火災警報機を鳴らし、仰天して1階に走って降りてきた息子を見た両親は驚く。