受注減に苦しむ韓国造船業、ロシアで機会つかむ(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.06.05 10:38
受注の崖に苦しんだ韓国の造船業界がロシアで反撃の機会を設けている。ロシアは世界最大の天然ガス生産国で大型船舶に対する需要が多い上に、韓国と地理的に近く船舶引き渡しなどで容易な点が多い。
大宇造船海洋は4日、ロシアのサンクトペテルブルクで同社が世界で初めて建造した砕氷液化天然ガス運搬船の命名式を3日に開いたと明らかにした。行事にはロシアのプーチン大統領も参加した。プーチン大統領はこれまで砕氷LNG船が投入される「ヤマルプロジェクト」に格別の関心を見せてきた。ヤマルプロジェクトはシベリア最北端のヤマル半島にある天然ガス田を開発し、年間1650万トンのLNGを生産する事業だ。ロシアはヤマル半島で採掘したガスを凍てつく北極航路を通りアジアあるいは西欧に運搬するのに大宇造船海洋が作った砕氷LNG船を投じる計画だ。