力が抜けたグローバル成長エンジン、貿易…今年の増加率1%(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.09.16 09:07
事実グローバル貿易不振はこの数年間続いてきた。金融危機直後に急反騰した世界の貿易規模増加率は2010年に約13%を記録した後、2011年には6.8%と大きく鈍化した。その後は3年連続で3%前後にとどまった。これまで韓国経済は徐々に熱くなる鍋の中のカエルの境遇だったのかもしれない。“チャイナショック”で8月の輸出が14.7%減少したことが現実を痛感する契機になった。2008年の金融危機前だけでも貿易は世界成長の牽引車の役割をしっかりと果たしていた。1983年から20年以上年平均6%増加して経済成長に寄与した。しかしいまでは数年にわたり貿易増加率は経済成長率を下回っている。貿易が疾走して成長を引っ張る時代はひとまず幕を下ろしているようにみられる。
この問題が危機として近寄るのは韓国のような貿易依存型の国だ。韓国の輸出は世界7位、輸入は9位だ。国内総生産(GDP)の貿易依存度は2014年末現在99.5%に上る。一言で韓国経済は世界貿易と運命共同体だ。