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【コラム】墜落する日本、翼はない(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.09.04 10:01
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1980年代中盤の留学時代、東アジア関連講義は人気絶頂だった。アジアの4頭の竜が新興産業国として浮上してきたのもそうだが、太平洋時代の編隊長格である日本のためだった。講義の助教だった筆者は担当学生らとの1時間の討論のために夜を明かさなければならなかった。30分程度の要約講義で弱点を見せては傲慢なあの米国の秀才らに恥をかかされるのが常だった。緊張した台本暗唱が日本から韓国に移るころある学生が手を挙げた。「韓国はどこにあるんですか?」 えっ? こともなげな思いがけない質問に台本は乱れた。呆然とする韓国人助教を米国の秀才らはおもしろそうに眺めた。彼らに帝国日本はあったが植民地韓国はなかった。

2年前の夏、外国人の大学生と同じテーマで討論する機会があった。全く変わった東アジアの地図を物静かに説明すると欧州から来たとみられる学生が手を挙げた。「韓国は日本より大きい国でしょう?」。えっ?それは本当に聞きたい言葉だった。事実の通りに答えはしたが、その学生が底知れず愛らしく見えた。とにかく30余年ぶりに世界の人の認識がそのように変わっているという証拠だった。世界の主要空港と都市にサムスンとLGの広告が輝き、キム・ヨナが世界を熱狂させたおかげだった。国連事務総長、世界銀行総裁が韓国人で、米国の一流大学に韓国人学生が毎年200~300人ずつ入学し、世界の隅々を韓国人が行き交っているのでそうした認識に根拠がないわけではないだろう。私を含む既成世代の脳裏には「日本は大国」という不変の命題が刻印されている。ところで果たしてそうだろうか。領土紛争に出た最近の日本の政界とメディアの動きには大国らしい面貌は全く見られない。

日本の名門大学と十年余り交流した経験はもやもやしている。韓国の学生らは得意満々にこのように愚痴る。「言葉が通じません」。研究テーマがとても細かいためとのことだ。「コンビニエンスストアのアルバイトの労働環境」「ボランティアの構成」「青年の趣味生活の実態」などに執着する日本の学生たちに、国、民主主義、社会運動、変革、男女平等のように韓国の学生たちが熱を上げる巨大談論が通じるわけがない。教授との会食の席で初めて来た新任教授にあいさつを兼ね専攻を尋ねた。その人はまばたきひとつせずにこう答えた。「セックスライフ」。えっ、性生活だと? もっとも、私的秘密と内面世界をそのまま表わす私小説の伝統を持つ国なのでそういうこともあるだろう。「それでそれがどうした?」という質問がのどまで出てきたが酒1杯とともに飲み込んだ。
【コラム】墜落する日本、翼はない(2)

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