韓経:中国、中低価格テレビ市場で初めて韓国追い越す…プレミアム家電の追撃も手強い
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.08.07 08:30
京畿道一山(キョンギド・イルサン)に住むハムさん(46)はこのほどコストコ一山店を訪れた。中国のテレビブランドであるTCLの55インチ液晶テレビを見て購入した。超高画質(UHD)テレビの最新製品なのに販売価格は73万7500ウォン(約7万2965円)にすぎなかった。インターネットで検索した同性能のサムスン電子製品の92万ウォン、LGエレクトロニクス製品の94万6000ウォンより20%以上安かった。サムスンのQLEDテレビ、LGの有機ELテレビなどプレミアム製品と比較すると半額にも満たなかった。ハムさんは「テレビは過去と違い新製品の開発スピードが速く、あえてサムスンやLGの高級ブランド製品を買う必要はない。5~6年使って故障すれば新しい製品に乗り換えるのがお得」と話した。
中国メーカーがテレビ、冷蔵庫、洗濯機、空気清浄器、掃除機のような家電製品市場でサムスンやLGを猛追撃している。コストパフォーマンスを基に中国内需市場を席巻した後に技術と資本を蓄積して世界市場に進出する戦略だ。サムスンやLGなど韓国メーカーなどはプレミアム戦略で対応しているが、中国メーカーの品質と技術力も急に成長しており、今後の結果を楽観するのは難しいという観測が出ている。