韓国政界「北朝鮮核実験の放射能汚染の可能性に備えを」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.09.25 15:36
北朝鮮の6回目の核実験に伴う環境余波に対する懸念の声が韓国政界の中でも高まっている。核実験場所から5~6キロメートル離れた豊渓里(プンゲリ)一帯で、23日にマグニチュード(M)3.2の地震が発生したためだ。
正しい政党の劉承ミン(ユ・スンミン)議員は24日、「北朝鮮の6回目の核実験以降の連鎖地震による放射能汚染の可能性に対し、先制的にあらゆる対策を立てるよう求める」と主張した。また劉氏は「中国、日本など隣接する国家も被害当事国になるかもしれず、韓国政府が中国、日本、ロシアなどとの国際共助に主導的に出なくてはならない」と述べた。
劉氏は「専門家らは、6回目の核実験以降、豊渓里核実験場周辺地域が相次ぐ地震で崩壊すれば、核実験で発生した放射能が地上に放出されて大気や地下水層が汚染される可能性があると指摘している」とし「核実験以降の連鎖地震による大気および地下水の放射能汚染が韓国の環境に及ぼしうる致命的な影響や韓国産業や経済に及ぼす波及効果に対して警鐘を鳴らすべきだ」と続けた。