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韓国男性の57%が買春経験、女性従事者も増加

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.10.01 11:41
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2004年の性売買特別法施行から10年が過ぎたが韓国社会の性売買規模は減っていないものと調査された。

女性家族部が2013年と2010年の性売買実態を比較した調査によると、集娼村と呼ばれる性売買集結地の性売買業者は3年で1806件から1858件に2.9%増えた。性売買に従事する女性も4917人から5103人に3.8%増えた。昨年の1日平均集娼村訪問男性は2万7000人で3年前の2万4000人より12%増加したと推定される。

 
女性家族は30日、こうした内容を盛り込んだ「2013年性売買実態調査」の結果を発表した。これまで調査結果を隠しているという指摘を受けてきた女性家族部はこの日ソウル女性プラザで「性売買防止政策10年、成果と今後の課題」をテーマに開かれた政策討論会を契機に公開した。今回の調査は、一般男性1200人を対象にしたオンラインアンケート調査、性売買事犯2241人へのアンケート調査、集娼村の実態調査で構成された。

今回の調査で韓国人男性の56.7%は一生に1回以上の買春経験があると答えた。この割合は3年前の51.5%より増加している。過去1年間に買春経験があるという回答者は27.2%で4人に1人となった。平均的に24歳で初めて買春を経験し、動機は好奇心、軍入隊、飲酒などと答えた。彼らの93.1%は性売買をすれば処罰を受けるという点を認識していると答えた。2009年調査時の69.8%より高まった。

2012~2013年に全国の保護観察所の性売買事犯を対象に調査した結果では、57.7%だけが性売買を違法と認識していると答えた。彼らの主な買春ルートはあんま施術所が26.3%、集娼村が26.1%、遊興酒店が23.4%の順だった。オンラインでのチャットが6.2%となり新たな手法として登場した。

全国の集娼村は昨年44カ所と調査され、2010年の45カ所より減ったが、性売買業者と従事女性は増えた。女性1人の1日平均性売買男性数は2010年の4.9人から昨年は5.3人で8.2%増加した。

集娼村を訪れる男性は30代が36.6%で最も多く、40代が35.4%、20代が14.6%、50代が13.4%の順だった。

性売買女性15人を深層面接したところ、両親の離婚と家庭崩壊や家庭虐待(9人)、風俗店で借金(3人)、サービス業に従事して性売買業者に流入(3人)が契機になったことが明らかになった。

スマートフォンを利用した性売買実態調査ではアプリ182個のうち94.4%が援助交際系のものだった。このうち成人認証を求めるアプリは35.2%だけだった。

専門家らは性売買特別法導入以降に性売買が違法という認識が拡散し、被害女性に対する保護体系が用意された点を肯定的に評価した。だが、性売買が減らず政府の補完対策が必要だということに意見を集約した。

韓国女性政策研究院のイ・ミジョン研究委員は、「地方自治体が業者の取り締まりに積極的に取り組むよう安全行政部の自治体合同評価に反映しなければならない。性売買防止に対する国民の意識水準を引き上げ、政府が優先事業として推進しなければならない」と話した。

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