【社説】釜山火災惨事…また表出した慢性的安全不感症

【社説】釜山火災惨事…また表出した慢性的安全不感症

2009年11月16日10時11分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
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   釜山(プサン)実弾射撃場火災惨事は、多くの類似事故にもかかわらず、安全不感症から抜け出せない韓国社会の恥ずかしい断面を改めて見せることになった。さらに犠牲者の大半が日本人観光客であり、国際的な恥も免れなくなった。アフリカの落後地域ならまだしも、世界10位圏の経済大国で起きた事故とは信じ難い後進的要素があちこちに見られる。

  発火性の高い火薬を扱う実弾射撃場を室内に作るには、何よりも火災の予防を万全にするのは常識だ。火災が発生した場合に備えて速かに避難できるよう脱出口を確保することも基本だ。今回の事故はこうした常識を無視した結果だった。射撃場室内を合板で覆い、休憩室にクッションがあるソファーを置いていたのだから、火災時は有毒ガスが大量に発生するしかない。さらに防音と防犯にばかり集中し、窓が極めて小さいうえ、防犯用の窓格子までが設置されていて、避難どころか煙とガスが外に抜け出せない密閉型構造だった。建物の2階で真昼に発生した火災でも、多くの人命被害が生じるしかなかった理由だ。

  消防車が接近できない市場の複雑な場所に実弾射撃場が認可されたのも納得できない。現行法上、室内射撃場は消防安全管理法令上、自動火災探知設備と消火器・誘導灯の消防施設さえ設置していれば場所の制限はない。しかし弾薬庫に火が移れば大型爆発につながっていた点を考えると、より厳格な規定が必要だ。今回の事故が発生した射撃場の弾薬庫にも1万6000発の実弾が残っていた。市場の商人や利用客まで犠牲になる大惨事につながらなかったのがむしろ幸いだ。

  火災のような安全事故は99%が人災だ。少しの費用を惜しみ、人命被害が出てから後悔しても、取り返しがつかない。目に見えない隅々まで細かな安全対策が用意され、徹底した管理監督が行われるのが、まさに国力であり、国格だ。先進国入りの門前でわれわれもこうした部分を深く考えなければならない時期になった。犠牲者の冥福を祈る。

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