キムチ貿易赤字520億ウォン…韓国、日中に対抗して再び高みを目指す(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.11.05 13:27
キムチの宗主国を自任する韓国キムチが国内市場に閉じ込められたまま成長できない間、日本・中国キムチが世界市場を視野に入れているのだ。韓国が「キムチの世界化」を宣言したのは20年余り前に遡る。1990年代末、日本が国際食品規格委員会(CODEX)に日本式の表記「Kimuchi」を国際標準として提案した。韓国内から非難世論が起こり、政府はあたふたと「キムチ世界化」プロジェクトに始動をした。2001年、キムチは紆余曲折の末、Kimuchiを跳ね除けてCODEXの国際標準として承認を受けることに成功し、その後、韓国ドラマやK-POPなど韓流ブームに乗って世界化も順調そうに見えた。
だが、20年余りが流れた現在、韓国キムチは市場規模や宗主国としての地位が依然としてみすぼらしいままの状態だ。韓国内では家庭消費が停滞状態で、市中の飲食店の低価格キムチ市場はすでに中国産に侵食されて久しい。また、最大輸出市場だった日本では、日本企業の威勢に押されて位置づけがますます狭まっている。両国を除いても60余カ国に輸出しているというが、米国や欧州、東南アジアのキムチ消費者は現地の韓国僑胞が大部分なのが現実だ。