韓米合同演習の全面中断を求めていた北朝鮮、平昌に来るだろうか
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.12.21 14:05
文在寅(ムン・ジェイン)大統領が先送りの可能性を言及した韓米合同軍事演習は「キー・リゾルブ」(KR)と「フォール・イーグル」(FE)だ。軍消息筋は「韓米軍当局が4月中旬以降に延期することで大筋合意した」とし「両国首脳の承認を待っている」と話した。
キー・リゾルブは有事の際、米本土と海外米軍基地に到着した増員兵力と共に北朝鮮を相手にする状況をコンピュータシミュレーションで確認する指揮所訓練だ。フォール・イーグルはキー・リゾルブと共に始める野外機動訓練だ。合同参謀本部のシン・ウォンシク元次長は「合同演習の延期が訓練規模の縮小につながる可能性がある」と話した。米本土の増員兵力の相当数を占める予備軍・州防衛軍の招集日程が変わることから発生する費用問題のためだという。
趙明均(チョ・ミョンギュン)統一部長官は20日、これに関して、「北朝鮮がミサイル試験発射など挑発をすれば、これを抑制するための韓米合同演習を(例年と同じ時期に)せざるを得ない状況になる」とし「(演習の先送りは)北朝鮮の態度にかかっている」と話した。しかし、北朝鮮はこの日午後までこれに関しては触れていない。文大統領が8日、軍指揮官との昼食の際に呼びかけた国防力強化の必要性に対して文大統領を「南朝鮮の執権者」と呼んで「寝言のように『強軍』の話を言い並べた」(労働新聞)と非難した程度の立場を出しただけだ。