<韓国、100年に進む成長エンジン育てよう>(6)中小企業の生きる道…世界初でなければ生存無理(下)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.08.24 14:57
大企業が、部品企業に絶えず品質向上と価格競争力を同時に要求し、これに対応する過程で納品企業が世界市場で肩を比べるほどの競争力を育てたという分析も出てくる。78年、日進鍛造としてスタートした日進グローバルの場合、2000年に第3世代の自動車用ホイールベアリングを独自開発してこの分野で世界1位だ。現代車はもちろんGM・BMW・フォードなどグローバル自動車メーカーに部品を輸出している。67年n東洋精工社として始めてエンジンピストン製造一筋で歩んできた東洋ピストンもやはりアウディ・クライスラー・三菱自動車などに納品している世界4位の企業に成長した。
先端情報技術(IT)を基に電子産業分野の大企業の主力業種が変わりながら、中小企業の世界先頭圏の品目も変わった。薄型ディスプレイ製造用装備(ゼウス)、ノートブック・タブレットPC用プリズムシート(LMS)、スマートフォン用カメラレンズ(セコニクッス)などだ。「IT強国コリア」という基盤を基に独自の事業領域を切り開いてもいる。コーナアイは交通カードなどICチップを搭載した「スマートカード」事業に参入し世界4位に成長したのに続き、先月には金融と技術を結合したフィンテック市場にも進出した。多様な種類のクレジットカードをいくつか選んでモバイルで複合的に使用できる新しい決済システム「コナペイ」だ。