韓国経済、年初から通商・雇用・景気・成長の4重苦(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.02.19 15:41
景気回復傾向も弱まる兆候が表れている。KDIは今月初めに発表した経済動向2月号で「生産と投資の増加傾向が鈍っている」と指摘した。実際、全体産業生産は昨年7-9月期の3.9%増から10-12月期には0.5%減となった。設備投資も昨年1-3月期18.1%、4-6月期17.7%、7-9月期20.6%と高い増加率が続いたが、10-12月期には1.9%に急落した。キム・ヒョンウクKDIマクロ経済研究部長は「今すぐに景気が悪化するわけではないが、このような傾向が3、4カ月ほど続けば景気改善傾向の余力が弱まるだろう」と述べた。
生産と投資のほかにも懸念される指標が次々と出ている。OECDが先月発表した韓国の昨年11月基準の景気先行指数(CLI)は99.9と、2014年9月以来38カ月ぶりに100を下回った。OECD景気先行指数は6-9カ月後の景気の流れを予測する指標。100を基準にそれ以上なら景気拡張局面、以下なら景気下降局面を意味する。昨年の韓国の製造業平均稼働率は71.9%と、通貨危機以降の最低水準となった。