【コラム】両陣営間の亡国的争い、ここで終わらせよう=韓国(1)

【コラム】両陣営間の亡国的争い、ここで終わらせよう=韓国(1)

2017年02月15日10時19分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
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  いま国が極度の分裂状態に陥っている。この数カ月間に広場世論が国政の羅針盤の役割をしている中でこの土地の未来を深く悩む「考える葦」の声は広場の叫び声に埋もれてしまった。その間に広場は進歩と保守勢力が全面戦争するかのようにぶつかり合い陣営争いの場に変質している。広場政治が議会政治・法治主義と絡まっていく中でこれを見る国民ははなはだ不安だ。

  さらに偽ニュース、脱真実が幅を利かす広場とサイバー空間、責任を負うという人1人いない政界、弾劾訴追以降国家元首にふさわしくないおそまつさを見せる大統領、そして大きな波の前で復原力と追求力を失い漂流する大韓民国の危うい姿が国民をさらに不安にさせる。

  広場と政界の圧迫の中で大統領弾劾の可否を審判中である憲法裁判所裁判官の孤独な姿を眺め、トランプ大統領の大統領令を中止させた米シアトル連邦裁判所判事が守った法治の権威を考えさせられる。今後憲法裁判所の決定が出ればその結果に関係なく両陣営間の争いはさらに激しくなり、その延長線上で行われる大統領選挙も結局は陣営間の争いに終わる可能性が大きい。

  国が百尺竿頭にいるのにこのように陣営間の争いの不幸な歴史が繰り返される理由は何だろうか? それは韓国の歴史の中で繰り返され再生している政界の党派的闘争がDNA化しているためだ。特に壬辰倭乱など国家存亡の危機でも覇権争いに没頭したわれわれ民族の政治DNAが国の重大岐路に立っているいままた再び発動されているのだ。このDNAが、解放後には信託と反信託統治に、朴正熙(パク・チョンヒ)大統領の死後には進歩と保守で韓国政治に再演された。歳月が流れ国民の暮らしが変わっても極端の原理主義的進歩・保守論者が主導権を握り陣営間の争いはますます権力闘争の様相に変わってきた。

  激しい陣営争いの末に大統領選挙が終わり新政権が樹立されると両陣営は勝者のパーティーと敗者の憤怒の中で衝突した。執権勢力は相手方を敵に回し捜査力、行政力を総動員して攻撃し、相手勢力は勢力を総結集させて激烈に抵抗した。

  陣営論理は事物を眺める目を曇らせ世の中のすべてのものを敵と同志の概念で裁断させる。私の側でなければみんなが敵で、私の側になればどんな人物も包容する。片方の陣営が韓米同盟を強調すれば反対側は反米親中陣営になり、一方が財閥を擁護すれば他方は財閥を敵対視する。その結果、実利的で理性的な判断は両陣営間に挟まれ足を踏み出せなくなる。歴史的に陣営間の争いはすべてのものを破壊して終わる。これはまるで英ヨーク家とランカスター家の間で王権をめぐって行ったバラ戦争(1455~85)のように血の悪循環を呼ぶ。バラ戦争は両一族の名望家がすべて死に30年ぶりに終わった。

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