ハノカル、韓国政府相手の国際訴訟を取り下げ

ⓒ 中央日報日本語版2016.07.28 13:05

国際石油投資会社ハノカルが韓国政府を相手にした国際投資紛争、ＩＳＤ（Ｉｎｖｅｓｔｏｒ－Ｓｔａｔｅ　Ｄｉｓｐｕｔｅ）を取り下げた。

ＩＳＤを審理する国際投資紛争機構はハノカルが韓国を相手に起こしたＩＳＤを取り下げるという内容の手紙を韓国国税庁に送ってきたと、ＫＢＳ（韓国放送公社）が伝えた。

報道によると、ハノカルは取り下げの理由を明らかにしていないが、勝算がないと判断したためとみられると、韓国国税庁の関係者は説明した。

ハノカルはアラブ首長国連邦（ＵＡＥ）国富ファンドの国営石油投資会社がオランダに設立した子会社。ハノカルは、現代オイルバンク株を売却した譲渡差益に対して国税庁が賦課した税金２４００億ウォン（約２２０億円）が韓国・オランダ間投資保護協定を違反するとし、４月に韓国政府を相手にＩＳＤを提起した。その後、韓国政府は関係部処合同対応班を設置し、ハノカルと訴訟を進めてきた。