【社説】新しくできた大統領特別補佐団への憂慮=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.01.26 14:33
新設された大統領特別補佐団がまともに機能するのかという憂慮が少なくない。特別補佐団の役割は2種類だろう。秘書室や内閣が扱わない特別任務を引き受け、国政を総合的に見て世論を見回す「目と耳」になることだ。特に「目と耳」は、青瓦台(チョンワデ、大統領府)内の野党のような役割として朴槿恵(パク・クネ)大統領に最も必要な部分だ。大統領も意思疎通のために特別補佐団を作るといった。
ところで任命された4人の経歴や特別補佐団の運用方式を見ると、さまざまな制約が予想される。安保特報はサイバー専門家だが、北朝鮮のサイバー脅威問題はすでに国家安保室・国防部・国家情報院が扱っている。元検察総長である民政特別補佐官も、やはり検察高位職出身者である民政首席との区別が曖昧だ。広報特補と広報首席、社会文化特補と教育文化首席の間でどのように業務が区別されるのかも疑問だ。