韓経:韓国電子産業の「心臓」狙う…中国、半導体・LCD・テレビじゅうたん爆撃(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.07.28 13:02
◆「韓国企業の収益率低下は不可避」
中国動画ストリーミング企業の楽視は米テレビ企業ビジオを20億ドルで買収すると26日、発表した。ビジオは2002年に台湾系米国人の王蔚氏が米国で設立したテレビ企業で、中国やメキシコで製造した中低価格テレビを輸入して販売する。韓国にはあまり知られていないが、今年1-3月期の米国テレビ市場でシェア17.8%と、サムスン電子(37.1%)に次ぐ2位となった。LG電子とソニーをはるかに上回る。今年1月にはスーパーボウルに広告を出したりもした。
楽視は3年前にテレビ市場に進出した新興企業だが、4月に71万台を販売し、中国市場シェア1位になった。コンテンツを購入すればテレビを低価格または無償で与え、シェアを急速に拡大した。コンテンツ販売が主な収入源であるため「中国版ネットフリックス」と呼ばれる。楽視の賈躍亭最高経営責任者(CEO)は「コンテンツとテレビを結びつけて世界最大のテレビ企業になる」と宣言した。