韓国、金利・財政だけでは危機乗り越えられない…構造改革だけが生きる道(2)
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2015.06.15 09:41
先進国経済の回復傾向が明確になり、世界銀行は異例にも新興国経済に及ぼす衝撃の強度を緩和するために米国の基準金利引き上げ時期を遅らせなるべきと指摘した。報告書は米国が基準金利を引き上げ長期金利が1%上がれば新興市場への資本流入額はこれまでより18~40%減少するだろうと説明した。
先進国経済が回復しているのは量的緩和のような金融緩和の影響もあるが、構造調整の力が大きかった。米国と日本の製造業が回復する背景には骨を削る構造改革があった。世界経済研究院の司空壱(サゴン・イル)理事長は、「苦しいが必ず行わなければならない構造調整という大きな課題を実践したので先進国経済に活気が出ているもの」と話した。