変化した対北朝鮮接近法…韓国政府「制裁解除も議論」(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.08.12 09:20
政府は北朝鮮側が要求している5・24措置(韓国哨戒艦「天安」事件後に取られた包括的な対北朝鮮制裁措置)解除や金剛山(クムガンサン)観光再開問題も議論できるという立場だ。政府当局者は「特定の議題は不可能だとして排除しない。北側が提起すれば十分に議論が可能と考えている」と話した。距離を置いてきた以前とは違い、柔軟な立場を見せたのは、それだけ会談を実現させるという意志が強いからだ。
今回の高官級会談が実現する場合、韓国側からは金奎顕(キム・ギュヒョン)青瓦台国家安保室第1次長が出席する予定だ。今年2月のように北側から元東淵(ウォン・ドンヨン)統一宣伝部副部長(長官級)が出てくる場合、朴槿恵大統領と金正恩(キム・ジョンウン)第1書記間の間接対話が実現するということだ。
朴大統領は3日後の8月15日に光復節(解放記念日)の演説をする。普通、この演説には北朝鮮問題に関する発言が入る。政府の関係者は「大統領が肉声で北に対して進展した提案をする可能性が高い」と伝えた。キム・ヨンヒョン東国大北朝鮮学科教授は「7月30日の再・補選勝利で自信を得た朴大統領が北に向けて本格的な動きを見せ始めた。対北関係の出発点という意味がある」とし「その間、韓国政府は原則にこだわってきたが、今回は相当な柔軟性を持って会談をする必要がある」と述べた。
変化した対北朝鮮接近法…韓国政府「制裁解除も議論」(1)