【噴水台】幽霊のように徘徊する韓国産ビールをめぐる論争

【噴水台】幽霊のように徘徊する韓国産ビールをめぐる論争

2017年11月24日09時09分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
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  ちょうど5年前この日、英国時事週刊誌エコノミストは「熱い料理、つまらないビール(Fiery food,boring beer)」に題してソウル発記事を載せた。36文章で構成されたこの1ページの記事の中で2行の文章が韓国でそれこそ「熱い」反応を呼んだ。原文を引用すると、「ビール製造は北朝鮮が韓国より上手なほぼ唯一の分野だろう。北朝鮮の大同江(テドンガン)ビールは英国から持ってきた装備で作るが、驚くほどおいしい」程度だ。これはまもなく「北朝鮮ビールよりまずい韓国ビール」→「韓国ビール、最低だ」に要約されて大きい反響を起こした。その後、記事を書いた張本人であるダニエル・チューダーに会ってコンビニに行ったことがあるが、チューダーが迷うことなく選んだのは他でもない韓国ビール、カスの缶ビールだった。言行不一致という指摘にチューダーは話した。「私が書いたのは韓国のビール業界の寡占構図問題だが、韓国では北朝鮮ビールに対する称賛と韓国ビールに対する苦言だけに執着した」。それからコンビニのベンチに座って本当においしいようにカスを飲んだ。

  そして5年後、韓国産ビールをめぐる論争は幽霊のように再び韓国社会を徘徊している。今回も主人公は英国人。スターシェフ、ゴードン・ラムゼイだ。毒舌は基本、悪口もはばからないレムジがカスのCMモデルに起用され、国産ビール礼賛論を展開している。これに対してレムジが「チャナッケ(資本主義が産んだ怪物という意味の韓国語略語)」という非難も激しい。広告料に目がくらんだレムジが広報に出たという批判だ。

  考えてみると、実につまらない論争ではないだろうか。韓国産ビールを外国人がどのように受け入れるかにこだわる現象がかわいそうだ。「味が強い韓国料理には韓国式ビールが合う」というレムジの主張は数学公式でもなく、賛否が当然存在する一つの主張に過ぎない。これにどうのこうの騒ぐ反応を見せるのは行き過ぎる。外国人スターを前面に出してCMを撮った計算法も、そこに一喜一憂する国内消費者も韓国のゆがんだ認定欲求を見せるのはでないかと思う。

  この状況で最も言いたいことが多いのはチューダーだろう。レムジが来韓記者会見で「韓国のビールがまずいと言ったその英国人記者に会えば、お尻を蹴っ飛ばしてやる」と話したため。本来、チューダーはこのような「クール」なメッセージを送ってきた。「レムジにビール飲み対決を提案したい。もし私が負ければ、その時はお尻を蹴っ飛ばすことを許す!」

  チョン・スジン/月刊中央記者
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