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<金正男毒殺>「警戒されにくい女性が犯行、武器は隠しやすい毒針」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.02.15 09:24
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13日、マレーシアのクアラルンプール空港にいた金正男(キム・ジョンナム)氏に近づいたのは身元未詳の女2人だった。北朝鮮事情に詳しい国策研究所の関係者は中央日報との電話で、「女性の場合、セキュリティー検査で男性に比べて自由であるため北は女スパイを送る」とし「一人では活動に制約があるため2人でチームを組んで動くようにしたのだろう」と分析した。1987年に115人の犠牲者を出した大韓航空KAL858機爆破事件に当時25歳だった金賢姫(キム・ヒョンヒ)が動員されたのと同じだ。

この女が金正男氏毒殺に使用したのは毒針だと、複数の対北朝鮮消息筋が伝えた。北朝鮮が主要人物の毒殺に使うのは大きく▼毒ペン(万年筆またはボールペンの中に毒針が入った形態)▼毒銃(ハンディライト型で毒針を撃つことができる形態) ▼毒薬カプセルおよびアンプル--の3種類。金正男氏暗殺に使われた毒針が毒ペンか毒銃かは確認されていない。

 
北朝鮮が毒殺によく使用する物質は「ブロム化ネオスチグミン」という毒物だ。体内に10ミリグラムだけ投与されても呼吸が停止して心臓がまひし、即死する猛毒だ。

2011年に脱北者を装った北朝鮮工作員に毒針テロにあうところだったが事前の情報入手で命が救われた朴相学(パク・サンハク)自由北韓運動連合代表は「アンプル型の場合、口内に入れて3秒で即死すると聞いた」と述べた。朴相学代表を暗殺しようとしたスパイは検挙当時、長さ132ミリ・重さ35グラムのボールペン型毒針と毒銃2丁、毒薬カプセル3錠を所持していた。このうちボールペン型はふたを右側に5度回せば毒針が飛び出し、毒針にはブロム化ネオスチグミンが付いていた。

2011年に金正日(キム・ジョンイル)総書記が死去して金正恩(キム・ジョンウン)体制に入り、北朝鮮は毒殺テロをまた積極的に活用する動きを見せた。金正恩体制に反対する内容の対北朝鮮ビラを飛ばす活動をする朴氏はもちろん、脱北者を支援する人たちも毒殺の対象としてきた。2011年8月21日に中国丹東市内のデパートの前で宣教師のパトリック・キム牧師(当時46歳)が突然、口から泡を吹いて倒れた事例もある。当時タクシーを待っていたキム牧師は病院に運ばれたが死亡した。キム牧師は普段から脱北者を支援し、金正日体制非難文書を北朝鮮内部に搬入するなどの活動をしてきた。

金正男氏は金正恩政権のターゲットであり、2010年と2011年にも暗殺の動きがあった。当時、暗殺の指示を出したのは当時の金英哲(キム・ヨンチョル)偵察総局長だったと対北朝鮮消息筋は見ている。金英哲元局長は2010年の韓国哨戒艦「天安」爆沈事件の背後と見なされている人物。その金元局長が現在、金正恩体制で対南関係を総括する労働党対南書記兼統一戦線部長だ。

北朝鮮が大韓民国内で暗殺した事件もある。今回殺害された金正男氏の従兄弟の李韓永(イ・ハンヨン)氏だ。李氏は82年にスイスに亡命し、韓国に定着した後、『大同江(テドンガン)ロイヤルファミリー』などの著書を出して北朝鮮の実情を暴露した。李氏は97年2月15日、盆唐(ブンダン)のマンションの前で北朝鮮工作員2人に狙撃され、即死した。李氏のマンションのドアの前では北朝鮮製の拳銃で使われるベルギー製ブローニング拳銃の薬莢だけが発見された。暗殺者は捕まらなかった。無事に北朝鮮に戻った工作員は北朝鮮当局から英雄の称号を受けたという。

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