住宅建設で生計立てる韓国経済…来年の建設景気暗雲に緊張(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.09.19 10:09
それでも建設にばかり依存する成長構造は危険性が大きいと懸念する。カン研究委員は、「韓国はGDPで建設投資が占める割合が主要先進国に比べ顕著に大きい。昨年基準で韓国の合計特殊出生率は1.24人で経済協力開発機構(OECD)加盟34カ国のうち最下位という状況で過熱した住宅建設投資は供給過剰をもたらしかねない」と警告した。4-6月期に1257兆3000億ウォンと2002年10-12月期以降で最大規模に増加した家計負債とかみ合わさり大きな問題を生みかねないためだ。
実際に来年には建設部門の景気が鈍化するだろうという予測が出ている。現代経済研究院は18日に発表した「2017年韓国経済見通し」報告書で、来年の建設投資増加率が3.9%を記録すると予想した。2016年の予想値である7.3%の半分水準だ。現代経済研究院のチョン・ミン研究委員は「住宅の過剰供給と家計負債増加により来年は建設投資を減らす要因が多くなるだろう。ここに国のインフラ予算規模が9年来の最低水準に減り公共部門でも建設投資が減るものとみられる」と話した。