【噴水台】屈辱

【噴水台】屈辱

2006年03月17日19時07分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
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  「身長175センチ、体重77キロの東洋から来た小さな巨人」。日本野球の象徴で代表チームの看板スターである鈴木一朗選手(33)だ。2001年の米メジャーリーグ進出後、彼の通算打率は何と3割3分2厘。2004年には262本の安打を放ち、メジャーリーグのシーズン最多安打新記録をつくった。1920年以降破られなかった記録を84年ぶりに更新したのだ。101年の野球史を塗り替えている日本の自尊心だ。日本人らはイチローを‘野球の神’と呼ぶ。「先端科学施設が作り出した野球マシン」という。

  彼の成功の秘訣は徹底した自己管理だった。小学生のころ父の勧めで野球を始めて以来、他の人の2、3倍以上の練習をした。彼は「今まで一度も自分との約束を破ったことがない」と語った。「人に負けるのは死ぬことよりも嫌なこと」と言った。自尊心を守るためにそれだけの努力をした。打席に入ると、まるで刃物を抜いたようにバットを立るため、かつての日本の‘サムライ’に例えられたりもした。それほど寡黙で慎重だった。

  だから彼の一言一言は関心の対象になった。メジャーリーグ入城時は「自分に限界はない。それは弱い人間が使う単語にすぎない」として覚悟を固めた。その通り、彼はわずか4年目で不滅の金字塔を打ち建てた。「野球場をカンバスにした芸術家」という言われるのに十分な資格があった。「打席に入るのが待ち遠しかった。負担はなかった。それが今までの私の人生のすべて」とし、自分の大記録を評価した。日本の出版社は小学生の教科書に「イチロー 果てしなき夢」を載せたりもした。

  そのイチローが唯一、韓国戦に関しては刺激的な言葉を残した。韓日スーパーゲームが開かれた97年には「ボールからニンニクの臭いがのせられてきてクラクラする。ボールが打てない」と語った。今回のワールド・ベースボール・クラシックを控えて「韓国野球に30年は日本に手を出せないと思わせたい」と大言壮語した。16日に韓国に敗北した後には、「私の野球人生で最も屈辱の日」と憤りを隠せなかった。汚い言葉を吐きながらとフェンスを蹴る‘侍イチロー’の姿がメディアに大きく報道された。絶対強者の崩れた表情に市民が久々に痛快な気持ちになっている。朴賛浩に尻を蹴られる‘イチローの屈辱’と題された合成写真がインターネットでは最高の人気だ。屈辱という単語に込められた二重性がはっきりと表れた場面だ。
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