<Mr.ミリタリー>「旭日旗掲揚禁止」…韓日葛藤の始まり(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.02.01 07:21
哨戒機事件の真実を確認するため昨年12月20日に戻ってみよう。当時、韓国駆逐艦「広開土大王」は北朝鮮漁船が大和堆の漁場で遭難したという通知を受けて捜索した。海軍によると、「広開土大王」は漁船を探すために海上火器管制レーダー(MW-08)をつけた。このレーダーはビーム幅が大きく、哨戒機も捕捉する。この艦艇に搭載された対空火器管制レーダーはSTIR-180。海軍はこのレーダーを稼働しなかったという。当時、哨戒機P-1が高度150メートルの超低空で500メートルまで近づいた。P-1はボーイング737を改造したもので大きな航空機だ。こうしたP-1が近接飛行すれば衝突を憂慮する。「広開土大王」は脅威を感じた。
しかし日本はむしろP-1が「広開土大王」のレーダーで脅威を感じたと主張した。日本防衛省は事件発生からわずか数時間後に抗議した。事実を確認する余裕もなかったはずだ。翌日には日本外務省までが加勢した。これに対し韓国国防部は調査を経て「対空レーダー照準はなかった」とし、日本側の低高度威嚇飛行に謝罪を要求した。お互いの主張が食い違ったのだ。