韓国の景気が回復局面進入か、笑うにはまだ早い(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.06.05 09:02
昨年営業利益1兆6929億ウォンで前年の8176億ウォンより2倍ほど増やし会社創立以来の最大業績を記録したエスオイル。だがこの会社の昨年の売上額16兆3218億ウォンは2015年の17兆8902億ウォンより8.8%減った。30大企業のうち昨年の売上増加率がマイナスを記録したのは66%の20社に上る。特にサムスン電子、ポスコ、SKエネルギー、LG化学など9社はエスオイルのように営業利益は増えたが売り上げは減少するいわゆる「不況型黒字」を記録した。商品を多く売って自然に利益を多く出すよりも、乾いたタオルを絞るように原価を削減したり、在庫資産評価利益のために黒字を記録する所が多かったという話だ。
ところが最近は雰囲気が変わっている。1-3月期の経済成長率は1.1%で6四半期ぶりに上昇に転じ、設備投資・輸出景気関連指標も相次ぎ回復傾向を見せている。このため「不況型黒字は終わった」という期待が続いている。景気を予想するのに活用する指標である景況指数もやはり上昇傾向だ。