【コラム】謝罪は日本の良心に委ねよう=韓国(2)
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2015.03.17 09:08
もちろん日本も謝罪をすることはあった。50年前に韓日修交をしながら韓国に賠償金も支払った。村山談話と河野談話を通じ、植民支配で隣国に苦痛を与えた点と軍慰安婦制度運営の強制性を認め謝罪した。ドイツと異なる点は一貫性と真正性にある。謝罪というのは一度すればその以前の心構えに戻ってはならない「不可逆性」を持つ行為だ。それでも日本政府と政治家らは時に謝りながらもたびたび挑発する二重性を見せてきた。そのせいでドイツとは違いこれまで過去史問題で被害国とのぎすぎすした関係から抜け出せないのだ。
過去史に対するドイツと日本の差はこのように開きが大きい。結局選択は日本にかかっている。謝罪を通じ最も大きな利益を得る国は謝罪を受ける国ではなく謝罪をする国であることをドイツがすでに示した。
韓国も考えてみる問題がある。「許しは被害者がすることだ」という言葉がある。ドイツの教訓に習うのかどうするかは日本が自ら決めなければならないことだ。韓国が日本に謝罪を強要し続けてみても効果はない。日本の右翼の巧妙な“被害者マーケティング”に巻き込まれれば第三国の目には韓国がまるで駄々をこねているように映る危険もある。イスラエル、フランス、ポーランドはドイツに先に謝罪を要求しなかった。ドイツの謝罪を受け入れ許しただけだ。