「なぜ韓国だけ多い…」甲状腺がん過剰診断が論議
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.04.04 15:24
甲状腺がんの過剰診断論議が第2ラウンドに入った。「甲状腺がん過多診断阻止のための医師連帯(以下、阻止連帯)」の指摘に対して甲状腺学会が公式反論の立場を出しながらだ。長い間水面下にあった問題が浮上しながら、双方のきっ抗した戦いは簡単には終わらない様相だ。
大韓甲状腺学会のチョン・ジェフン理事長(サムスンソウル病院内分泌代謝内科)は3日「超音波検査を通じて甲状腺がんの早期発見と早期治療の利益を見ることになる相当数の患者の権利を、国や一部団体の誰も妨げることはできない」という立場を発表した。「一部団体」は、「阻止連帯」を正面から批判したもと見られる。彼は「早期診断と適切な治療時期を逃すことでこうむる被害は、誰が責任を負うべきか」とも述べた。
チョン理事長は甲状腺がんの急激な増加について「早期診断だけで急増を説明することにはならない」と主張した。「健康診断を受けない19歳未満の小児・青少年の甲状腺がん患者も10年間で2.3倍に増加した」ということが1つの理由だ。彼はまた「最近、外国で発表された研究を見ても甲状腺がんの発生には環境的因子よりも遺伝的素因がさらに重要で、韓国を含めた東アジア地域が甲状腺がんにかかりやすい可能性があることを示唆している」と説明した。