潘基文国連総長が南極訪問 「地球温暖化は非常状況」

潘基文国連総長が南極訪問 「地球温暖化は非常状況」

2007年11月12日16時39分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
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  「南極は非常に印象的で美しい。 しかしここで氷河が解けているの見ると、われわれを不安にさせる真実を再確認することができる」。

  潘基文(バン・キムン)国連事務総長(63)が気温上昇で氷河が解けていく南極で、気候変化に対する国際社会の緊急処置を訴えた。

  国連事務総長としては初めて9日から2日間の日程で南極氷河地帯を訪問した潘総長は「気候変化が予想以上に速いペースで進行している。もはや非常状況であり、これに対処する非常行動が必要だ」と強調した。

  南極はこの50年間、地球上で最も温暖化の影響を受けている地域。 潘総長は9日、随行員・科学者らとともにC-130輸送機に乗ってチリ最南端都市プンタアレナスを出発し、南極へ向かった。

  まずチリが南極に建設したエドアルド・フレイ空軍基地で科学者からブリーフィングを受けた潘総長は、軽飛行機に乗った。 地球温暖化の現場を自分の目で確認するためだった。

  潘総長は、気温の上昇で崩れた巨大な氷山があちこちに浮かぶキングジョージ島付近を飛行機で見回った。 潘総長は初めて見る南極の絶景に劣らず、漂う氷山を憂慮し、同乗した専門家らに何度も質問を投じた。

  地球温暖化の影響で毎年10メートルずつ消えているというコリンズ氷河には飛行機を着陸させ、状態を直接確認したりもした。 続いてキングジョージ島にある韓国の世宗(セジョン)科学基地を訪問した潘総長は研究員らと夕食を一緒に取りながら激励した。

  世宗基地訪問後にエドアルド・フレイ空軍基地に帰った潘総長は「国際社会は気候の変化に対応するための資源と技術、資金を持っているが、(解決に向けた)政治的意志が不足しているのが問題」とし「私が南極を訪問した目的もまさにこの政治的な意志を呼び起こすためだ」と力説した。

  潘総長は10日にもヘリコプターに乗り、温暖化の影響を深刻に受けているチリ南端のトーレス・デル・パイネ国立公園を視察した。

  潘総長は在任中に解決する最優先課題の一つに地球温暖化問題を挙げている。 また普段から「気候の変化は人類にとって戦争ほど致命的な脅威だ」と強調している。

  今回の南極訪問はバチェレ大統領の招請で行われた。 潘総長は南極訪問に続き、11日から3日間、ブラジルを訪問し、開発のため破壊されているアマゾン森林地域を視察する。 ブラジルのルーラ大統領とも会い、環境問題について議論する予定だ。
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