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【噴水台】信頼撤回とリデノミネーション=韓国

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.05.27 10:22
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タキトゥスはローマの最高指導者であり執政官だった。そして優れた歴史家だった。サルスティウス、リウィウスと共に「ローマ3大歴史家」と呼ばれる。現存する古代ゲルマン族に関する唯一の書物であり、ナチスのイデオロギーに悪用されて史上最も危険な書物の一つに挙げられる『ゲルマニア』もタキトゥスの著作だ。『年代記』と『同時代史』もそうだ。

「タキトゥスの罠(Tacitus Trap)」とは、政府や組織が信頼を失えば、真実を言っても偽りとして受け入れられることをいう。タキトゥスが『同時代史』で「皇帝が一度、人々の恨みの対象になれば、彼がする良いことと悪いことはすべて市民の憎しみを招くしかない」と書いたからだ。政府が信頼を失えば何も信じてもらえない。

 
最近ユーチューブなどを中心に拡散する「リデノミネーション怪談」と似ている。リデノミネーションとは通貨の額面を同じ比率の低い数字に変えることをいう。貨幣単位の変更だ。これを貨幣改革と誤解して各種の説が乱舞する。「たんすの中の現金を奪って地下経済を陽性化しようという目的だ。貨幣価値が暴落し、不動産価格は暴騰するしかない。ドルや金のような安全資産に変えるべき」などだ。

青瓦台(チョンワデ、14日)と李柱烈(イ・ジュヨル)韓国銀行(韓銀)総裁(20日)、洪楠基(ホン・ナムギ)経済副首相(23日)までが同じ声を出して怪談をなくそうとしている。検討したこともなく推進する計画もないと強調した。貨幣単位を変更するには韓国銀行法を改正しなければならず、国会の同意手続きを踏む必要がある。現実的に難しい。それでも民心は揺れている。

怪談の本質にあるのは韓国経済に対する不安感、政府に対する不信感、現政権の経済政策に対する不満だ。いわゆる信頼の撤回、タキトゥスの罠が怪談を膨らませている。

ハ・ヒョンオク/金融チーム次長

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