3回目使用ロケット打ち上げたスペースX…韓国の小型衛星も搭載
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.12.05 08:07
日本時間の4日午前3時34分、米カリフォルニア州バンデンバーグ空軍基地。スペースXの「ファルコン9」ロケットが炎を発した。宇宙に向かって勢いよく打ち上げられたロケットは10余分後、地上575キロ上空に到達した。しばらくすると円筒形が重なったような搭載体から形と大きさが異なる人工衛星64基を一つずつ分離した。重さ100キロ前後の小型衛星15基と10キロ前後の超小型衛星49基のすべてが放出されるまで5時間以上かかった。一方、バンデンバーグ空軍基地の発射場ではファルコン9ロケットの1段目が発射10余分後に逆噴射しながら地上に戻り、無事に到着した。
テスラの創業者イーロン・マスクが率いる民間宇宙企業スペースXがまたも歴史を築いた。4日に打ち上げられたスペースXの「ファルコン9」1段目は5月と8月にも打ち上げられて宇宙から戻ってきたもので、今回が3回目の打ち上げだ。スペースXのロケットは10回以上利用できるよう設計されたが、3回目の利用は今回が初めて。スペースXは衛星打ち上げ部門でも「64基」という記録を残した。昨年2月にインド宇宙研究機関(ISRO)のPSLV-C37ロケットが104基の小型・超小型衛星を打ち上げたが、これに次ぐ記録となる。当時PSLVに搭載された人工衛星のうち88基は米国の民間宇宙開発企業「プラネット・ラボ」の超小型群集衛星「Dove(ダブ)」だった。