【コラム】文在寅大統領、コール元独首相から学べよ(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.02.19 14:23
文在寅(ムン・ジェイン)大統領が韓半島(朝鮮半島)問題のハンドルをまともに握るためにはコールの足跡を十分に考えてみる必要がある。米国と日本の同意と支持を確保できない南北首脳会談の成功は簡単に描かれないためだ。文大統領は果たしてドナルド・トランプ米大統領と安倍晋三首相と揺るぎのない信頼を構築したと言えるだろうか。ヘザー・ ナウアート米国務省報道官は最近、定例記者会見で「我々は文大統領と鋼鉄のように強固な関係を結んでいる」と話した。
しかし、駐韓米国大使が1年以上空席である状況、アグレマン(駐在国の任命同意)までやりとりした駐韓米大使の内定が突然撤回された事件、平昌(ピョンチャン)オリンピック(五輪)に米国代表団を率いて訪韓したマイク・ペンス副大統領があえて訪韓前に日本に立ち寄って安倍首相と対北朝鮮政策について口を合わせたことなどを見れば、いくら肯定的に解釈しても「鋼鉄のような関係」ではない。