世界最大の資産運用会社、米ＪＰモルガンが１０億ドルの「韓国グリーンファンド」を作るという内容の投資意向書を韓国の知識経済部と締結した。知識経済部が１７日に明らかにした。韓国グリーンファンドは新・再生可能エネルギー、環境対応自動車、発光ダイオード（ＬＥＤ）のような韓国内のエネルギー高効率機器関連産業に投資するファンドだ。

ＪＰモルガンはファンドの総募集額のうち３億～４億ドルを直接出資したり他の海外投資家から調達する計画だ。また６億～７億ドルは韓国の投資家から集める。韓国での投資家募集もＪＰモルガンが担当する。

李明博（イ・ミョンバク）大統領は１６日にワシントン市内のホテルで開かれた韓米ＣＥＯ夕食懇談会に先立ち、ＪＰモルガンのウイリアム・デイリー副会長と会い、「最近のような経済が厳しいときに重要な決定をしてくれありがたい」と述べた。これに対しデイリー副会長は、「グリーン産業は経済に活気を吹き込みながら未来志向的で国の競争力を育てることができる産業だ」と答えた。

一方、オバマ米大統領が１１月にシンガポールで開かれるアジア太平洋経済協力会議（ＡＰＥＣ）首脳会議に合わせ韓国を訪問することを検討している。外交消息筋が伝えた。李大統領は１８日午後に帰国する。