<韓国旅客船沈没>兪炳彦の逃亡助けた30代女性逮捕…密航の可能性調査(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.05.27 09:49
捜査チームのある関係者は「救援派が兪会長の検挙を邪魔しようと撹乱作戦を行っている」と話した。捜査チームは兪会長が南海岸一帯の港を通じて外国で密航する可能性も念頭に置いている。兪会長が最近まで滞在していた順天の松峙峠サービスエリア近隣には港がいくつもある。30分以内に一日1000隻余りの国際旅客船や貨物船が出入りする麗水(ヨス)・光陽(クァンヤン)港が、南側の順天湾周囲にはウミョン港・テデ港などがある。清海鎮海運の麗水本部もある。兪会長はここで1989年から25年間、沿岸旅客船企業を運営していた。検察と警察は兪会長が密航専門ブローカーらに接触した可能性が大きいとみて聞き込み捜査を行っている。
検警はまた、全羅南道の南海岸一帯に系列会社の職員や救援派信徒の関係している場所が多く、兪会長父子が隠れ場所に選んだと判断して集中的に調査している。テギュン氏と次男ヒョクギ氏(42)の兄弟が代表をつとめる宝城(ポソン)の「夢中山茶園」なども捜索した。前日に検察が逮捕したチュ氏(60)は夢中山茶園の理事で、救援派の全羅南道東部総責をつとめている。兪会長とは40年来の関係という彼は、錦繍院でミネラルウォーターなどの食糧をもらい、兪会長に直接渡した容疑を受けている。検察はチュ氏が兪会長の行方を追跡するカギを握る人物と見ている。