また朴槿恵政権を除いて歴代政権はすべて就任初年度に赦免を国民統合カードとして使用した。金泳三元大統領が任期初年度に３回（就任、釈迦生誕日、光復節）、そのほかの大統領は計２回の赦免をした。金泳三・金大中・盧武鉉（ノ・ムヒョン）元大統領は就任を祝う意味で赦免を始め、李明博前大統領は就任１００日に合わせて赦免権を使った。

朴大統領はこの日の会議で、「毎年、新年になれば、大統領の新年構想、アジェンダ、政策方向などについて、大統領が国民の前で明らかにした」とし「その形式はさまざまだが、私は来年、新年の記者会見をするのがよいと考えている」と述べた。また「首席らが知恵を合わせて国民に提示するアジェンダと内容をよく準備することを望む」と指示した。朴大統領就任後の記者会見は今回が初めてとなる。

朴大統領が新年記者会見をすることにしたのは、２年目の国政運営構想を知らせると同時に、「不通」批判を静めるための意味もあるとみられる。朴大統領は当初、新年演説か新年記者会見かをめぐり悩んだが、疎通不足という批判を遮断し国民に国政運営構想を詳細に説明するため、記者会見を選んだという。会見は生放送で進行され、朴大統領が新年の言葉で立場を表明した後、各種懸案について記者らが質問し、これに答える形式となる見込みだ。


統合・疎通に動いた朴大統領…新年に特赦・記者会見（１）