韓国初の同性婚裁判…法的夫婦認められるか
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.07.07 09:37
「昨年、米国のドキュメンタリーを観たが同性婚夫婦が関係を認めてもらうために38年間法廷で争った話だった。37年後、1人が亡くなった後に合法的な夫婦になった。私の年が50歳なので『私も37年かかったらどうなるのか』という気がした」。
映画監督キム・ジョグァンス氏(50)は6日午後5時30分、ソウル西部地方裁判所の前でキム・スンファンRAINBOWファクトリー代表(31)の手をしっかり握ったままこのように話した。2人が西大門(ソデムン)区庁を相手に出した「家族関係登録の公務員処分に対する不服申請事件」の最初の裁判が終わった直後だった。国内で初めて同性婚夫婦の法的権利を認めてほしいとして、正式な裁判ではない非訟(訴訟事件以外の民事的紛争)事件に分類される。キム・ジョグァンス氏は「単に私たちの関係を認めてほしいだけなのに、なぜ嫌悪されなければならないのか」として「法廷で泣かないと誓ったが結局泣いてしまった」と話した。これに先立ちキム・スンファン氏も「愛の資格は、愛で充分だと思う」と述べた。