<フィリピン「Kクライム」現場を行く>(下)韓国人殺害事件、6割は容疑者把握できず
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.03.03 15:51
2013年2月5日、現地在住韓国人ソさん(42)がフィリピン・セブの海辺で死亡しているのが見つかった。2009年からフィリピンで旅行会社を経営してきたソさんは発見された前日、知人と夕食を一緒にして別れた後、行方不明になった。事件発生から3年が過ぎたが、ソさんが銃傷で死亡したこと以外に確認されたことはない。現場の周辺には防犯カメラもなく、目撃者もいなかった。死亡した場所も五里霧中だ。
中央日報が警察庁・外交部から入手した資料に基づき、2013年以降に発生したフィリピン韓国人殺害事件30件(34人)を全数調査した結果、容疑者が1人も検挙されていない事件が18件(60%)もあった。このうち容疑者を全く特定できない事件も11件(37%)にのぼった。