平壌の新権力「三池淵8人グループ」(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.01.26 11:29
金正恩後継者づくりに力を注いだ功臣勢力の躍進も注目される。生母・高英姫(コ・ヨンヒ)を助けて金正日(キム・ジョンイル)総書記の三男・金正恩を後継者として擁立した黄炳瑞と超延俊(チョ・ヨンジュン)はそれぞれ総政治局長と党第1副部長となった。海外早期留学中に後見人を務めたスイス大使の李洙ヨン(リ・スヨン)は対外政策の指令塔である外相となった。崔富日(チェ・ブイル)人民保安相が昨年、平壌市のマンション崩壊惨事にもかかわらず健在であるのは、幼時期のバスケットコーチという縁のためという分析だ。
パルチザン2世の崔竜海(チェ・ヨンヘ、崔賢元人民武力部長の息子)は、金正日時代に続いて最高幹部グループにいる。張成沢処刑の前面に出たり、後継構築に列をつくったことはないが、代を継いで健在を誇示している。軍総政治局長から退いて一時は失脚説が広まったが、最近では黄炳瑞総政治局長より先に呼称されたり、金正恩の特使としてロシアを訪問するなど再浮上している。