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脱北者団体、臨津閣への進入阻止され江華島からビラ散布

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.10.23 09:43
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脱北者団体の対北朝鮮ビラ散布をめぐる緊張が高まり民間人統制線周辺の住民たちは数日間不安を振り払うことができなかった。北朝鮮民主化推進連合会が臨津閣(イムジンガク)でビラ散布を試みた22日、非武装地帯(DMZ)内唯一の定着村である大成洞(テソンドン)の集落と民間人統制線内側の統一村、ヘマル村の住民の大部分は当局の誘導により安全なところへ避難した。大成洞のキム・ドング里長は、「午前10時30分から午後1時まで村に残っていた75人住民全員が待避所に身を寄せた。住民全員が待避所に避難した危急状況は村ができてから初めて」と話した。住民の大部分は午後になり家へ帰った後も仕事が手につかず農作業をできなかった。

統一村も状況は同じだった。住民190人は待避所に身を寄せたまま2時間30分にわたり不安感の中で報道に神経を尖らせた。イ・ワンベ里長は、「今後臨津閣一帯で対北朝鮮ビラ散布がまた試みられるなら住民たちが集まって彼らを制止することにした」と声を荒げた。ヘマル村住民のチョ・ボンヨンさんは、「対北朝鮮ビラを散布するにしても、臨津閣のような公開の場所で満天下に広告を出してすることではなく、非公開の場所で静かにすれば良いことではないか。民間人統制線周辺住民たちを担保にしたビラ散布はただちに中止すべき」と話した。この日臨津閣で営業する商人は坡州市(パジュシ)の勧告により1日にわたり休業した。

 
この日午前、臨津閣一帯では一触即発の緊張感が漂った。軍と警察はこの日午前6時に臨津閣2階に合同状況室を設置して万が一の事態に備えた。周辺には軍と警察から800人余りが配置された。観光客の足が途絶えた臨津閣周辺は警備もものものしい作戦地域に変わった。

警察は臨津閣へ向かう自由路と統一路の2カ所を規制して臨津閣でのビラ散布を原点から封鎖した。この日行事主宰側である連合会会員80人余りが乗った観光バスと乗合車は午前10時ごろに自由路の堂洞(タンドン)インターチェンジで警察の阻止線に行く手を阻まれた。彼らは1時間20分にわたり警察ともみ合った末に引き返した。連合会は臨津閣での散布を断念したが代わりに午後6時ごろ江華島(カンファド)でビラ12万枚を風船にぶら下げて飛ばした。



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