【社説】韓国李洛淵首相、協治と統合にすべてをかけよ(2)
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2017.06.04 13:08
首相承認案通過で内閣構成の最初のボタンはかけられた。李首相は今後指名される閣僚ら主要人事に対する人事提案権を行使しなければならない。過去のような儀典首相を上回る実質的権限行使に出るのが適当だ。長官・次官の推薦と拒否権だけでなく、新たな人選基準も青瓦台と積極的に協議することが必要だ。それでこそ内閣を効率的に統轄でき、これを基に国政のバランサー役に出ることが可能だ。
そうするには李首相の役割は過去の首相と完全に変わらなければならない。名実ともに国政のナンバー2として権限と責任を全うする責任首相にならなければならない。そうするならばそうした役割を保障する大統領の意志が確固としていなければならないが、首相自らの意志と責任感も重要だ。文大統領が「日常的な国政運営は責任首相をはじめとする内閣が担当するようにする」と何度も約束しただけに各官庁の政策決定と執行も首相と閣僚が主導する姿を見せなければならない。