北朝鮮、板門店付近に対人地雷埋設…軍人の脱北防止?
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.08.24 08:41
北朝鮮軍が最近、京畿道坡州市(パジュシ)板門店(パンムンジョム)近隣地域(軍事境界線の北側)に対人地雷を埋設する状況が確認され、その背景を分析していると、軍関係者が23日明らかにした。この関係者は「北の軍が先週、板門店近隣の『帰らざる橋』の北側地域に数発の対人地雷を埋設する姿を韓米情報当局がとらえた」とし「この地域での対人地雷埋設は1953年7月の停戦協定以降初めて」と説明した。「帰らざる橋」は軍事境界線(MDL)が通過する板門店共同警備区域(JSA)の西側にある。
国連軍司令部もこの日、立場を表明する資料で「帰らざる橋付近での北朝鮮軍の活動(地雷埋設)について認知しているが、北朝鮮軍がなぜこのような活動をするのかについては推定しない」とし「帰らざる橋付近にいかなる装置や弾薬を設置するのは、軍事境界線の両側の非武装地帯訪問客を危険にする」と明らかにした。そして「国連軍司令部は非武装地帯内の安全を危険にする北朝鮮軍の活動を強力に糾弾する」と主張した。板門店近隣地域では停戦協定規定に基づき、地雷を埋設することはできず、警備兵も武装できない。