【社説】金正恩の「完全な非核化意志」はCVIDでなければならない
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.05.28 16:07
文在寅(ムン・ジェイン)」大統領が26日、板門閣(パンムンガク)で北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長と2回目の首脳会談を行った。南北首脳が懸案があるたびに格式にとらわれずにすぐに会うシステムが稼働を始めた点で大きな意味がある。その時点も注目された。ドナルド・トランプ米大統領の一方的な米朝首脳会談中止発表で韓半島(朝鮮半島)が再び危機に包まれる懸念が高まった状況で、南北首脳が1カ月ぶりに再会して対話の復元について話し合ったためだ。
北核危機が悪化すればその被害は韓国が最も多くかぶることになる。どうにか米朝首脳会談開催への動きを今一度活性化させなければならない。今回の会談は北朝鮮側の申し入れで開かれた。米朝首脳会談中止で尻に火がついた北朝鮮としては、文大統領を通じて米国にメッセージを送ることによって種火をどうにかして大きくしたいという考えがあっただろう。文大統領が再確認された存在感をもとに、危ぶまれた米朝首脳会談に弾みをつけた点は評価するに値する。