韓国農村「109人のうち4人を除けば高齢者、村が消えるか心配」(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.08.28 17:38
全国的に高齢者の割合が50%を超える村は17カ所、40%以上は364カ所だ。2005年に50%を超えたところがが慶南宣寧郡(キョンナム・ウリョングン)の宮柳面(クンリュミョン)・柳谷面(ユゴクミョン)など4カ所に過ぎなかったが、10年間で3倍以上増えた。このようなところは20~39歳の妊娠可能な女性がほとんどいない。2000年代中盤に増加していた外国人花嫁もかつてほど多くない。子どもは生まれず自然減少は加速化している。このままだと「村消滅」に続く。韓国雇用情報院は全国228の市・郡・区の中で84カ所(36.8%)が、3482の邑・面・洞のうち1383カ所(39.7%)が30年以内に消えるものと見ている。
高齢者の割合が50%に及ばないところも状況はあまり変わらない。6月中旬、忠南舒川郡文山面(チュンチョン・ソチョング・ムンサンミョン、高齢者割合49.2%・26位)を訪れた。高齢者が多いグループに入る隱谷里(ウンゴクリ)は住民101人中61人が高齢者だ。小学生・幼稚園児が2人だ。
昨年には4人が亡くなった。転入者は平均一人もいない。ク・スファン里長(74)は「昨年、住民がクマバチに刺されたが救急車で移動中に亡くなった。舒川郡に病院がなくて20キロ離れた扶余(プヨ)まで行かなければならない」と話した。