【コラム】ただ喜ばしいわけではない光復70周年=韓国(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.07.29 15:46
世界の多くの国々にとって8月15日は特別な意味はない。2つ国にとっては激しい感動を呼び起こす。それは韓国と北朝鮮か。違う。韓国・北朝鮮は2つの国家(state)だ。韓国は1つの国(country)だ。韓国とインドだ。8月15日はインドの独立記念日だ。1947年に英国のインド統治が終わった。8月15日には7500万人の韓国人らと同じように12億7500万人のインド人が自由の回復を記念する。
自由を得た韓国とインドは、国が分断された。ヒンズー教の人たちの支配を恐れたインドのムスリムたちは自分たちだけの国家樹立を要求した。主にムスリムが暮らす亜大陸の東側と西側を差し迫ったように引き離して国境線を作った。「相手側」の地域に住んだ1200万人の人々が、新しくできた線を越えなければならなかった。その過程でおぞましい殺りくが起きて100万人が死亡した。新生国家パキスタンまでも1971年に分割された。パキスタンの東側はバングラデシュという名前で生まれた。やはり流血の惨劇を避けられなかった。