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【噴水台】特許の逆説

2009.08.04 12:44
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ライン川は中世ヨーロッパ貿易の綱だった。神聖ローマ帝国皇帝の保護の下、安全に運航する対価として商船たちは信頼して通行料を支払った。ところで13世紀に入って皇帝の権威が弱まると問題が起こった。封建貴族たちが勝手にライン川辺に城を建て、それぞれ通行料を集め始めたのだ。数百になる料金所の横暴にくたびれ、商船はもう川を通ることを考えなくなった。ライン川貿易は衰退し、これにより貴族たちのポケットも薄くなった。

 
このように多くの人が資源をばらばらに分けてもつことによる弊害をいわゆる「反共有地の悲劇」という。主人なき資源を皆が乱用する「共有地の悲劇」も問題だが、ライン川事例のように主人があまりにも多くて誰も利用できないのも困るという話だ(マイケル・ヘラー「所有の逆襲Gridlock」)。

ますます特許が細分化される生命工学分野が代表的だ。過去30年間承認されたDNA関連特許だけで4万件だ。新薬を開発しようとする製薬会社は普通、数十件の特許保有者といちいち接触して交渉しなければならない。全員を訪ねるのは大変な上、補償額が将来得られる利益より大きい場合も多く、開発計画をやめることがたくさんある。重度急性呼吸器症侯群(新型肺炎、SARS)が猛威をふるったとき、ワクチン開発が遅々として進まなかったのもそのためだ。

栄養欠乏で視力と生命を失う第3世界の子供たちを救うための「黄金の米」(Golden Rice)もひょっとしたら誕生できないところだった。1999年、2人の科学者がビタミンAを強化した奇跡の米の開発に成功したが、およそ70の特許使用許可を受けなければならない難関にぶつかったのだ。人導主義的という評判を狙った特許保有者たちが無料使用を承諾してようやく、この米はなんとか光を見ることになった。

このように革新と創意を引き立てなければならない特許が、むしろ隘路となる逆説が横行する。このごろ論難となった「特許の怪物、パテントトロール」(patent trolls)は、その逆説の私生児だ。自ら何も作らないのに他人が侵害しやすい特許だけ選んで買った後、賠償金をせがんでもらう人々の魔手に国内企業もぴったりひっかかったという。特許をマネーゲームの手段にする彼らは、なんとなく実物経済と無関係な金遊びで危機を招いた金融機関に似ている。本来の姿を失った怪物たちがのさばって本質を台無しにするのがまさに今の時代の悲劇だ。


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