「独島(トクト、日本名:竹島)は日本の領土ではない」と明記した日本の法令が最近発見された。1951年に公布された「総理府令24号」と「大蔵省令4号」に、鬱陵島(ウルルンド)・独島・済州島(チェジュド)は日本の付属島しょではないと明記されているのがわかった。それでも日本外務省は、「問題の法令は日本政府の行政権が及ぶ範囲を示しただけで、日本の領土範囲を示したものではない」と反論している。2つの法令は当時日本を占領していた連合軍総司令部(GHQ)の指示により作られたものにすぎず、行政権の範囲と領土範囲は必ずしも一致しないこともあるという論理だ。
しかしこれはお粗末で浅はかな弁明にすぎない。それほど気が引けるものでない法令ならどうしてこれまで公開を避けてきたのか。情報公開訴訟のためやむを得ず文書を出しながらも、法令の名前だ残して内容は黒塗りにし見られないようにした理由もまた何なのか。