<韓米首脳会談>専門家が評価、会談の成果は…(2)
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2014.04.29 14:52
--中国の役割に再び期待できるのか。
尹院長=北にとっては最初の核実験の決定が最も難しかっただろう。最初の核実験は、中国の強い引き止めにもかかわらず強行した。中国は怒って制裁した。1年半ほど冷え込んだ。それでも2度目の実験をした。6カ月足らずで温家宝首相が北に入って関係が改善された。3度目の核実験当時に中国が怒ったように、4度目も怒りを表すだろう。しかし過去の経験からみて、中国には選択肢がないと北が誤認する可能性が十分にある。金正恩・習近平首脳会談が可能なら、中国が北の核実験を抑制できるだろうが、なければ中国も弱く、どうすることもできない。北は国際社会の警告に関係なく、武器製造のために必要なら前後6カ月間の時点で決めるようだ。対外環境が有利だと考える時に実験をするはずだが、今は時期が懸念される。ウクライナ情勢でオバマ政権が対外的に強い立場を取れないことを目撃した。また、過去20年間ほどの米国との交渉経験を通じて、再選大統領は1期目は断固だが、2期目には交渉をするだろうと期待できる。また、北は米本土を攻撃できるミサイルを保有するほど、大きなカードを持つということだと錯覚しているようだ。このため長距離ミサイルと4度目の核実験を結びつけ、勝負に出る誤った判断をする可能性がある。