朴槿恵（パク・クネ）大統領は２日、「分野間の境界を崩して韓国固有の伝統文化に“産業の服”を着せて経済再飛躍の基盤づくりのために力を集約してほしい」と述べた。この日午後、ソウル東大門（トンデムン）デザインプラザ（ＤＤＰ）で開かれた優秀文化商品展示会開幕式に参加した席でだ。

開幕式で、文化体育観光部は農林畜産食品部と共同で宗家韓国料理や韓服など政府機関別に運用されていた文化商品認証制度を統合して初めて選定した優秀文化商品３５個を公開した。

優秀文化商品は韓国を代表する商品で韓服の飾りひもを形象化した認証マークがつけられ、海外２８カ国の海外文化院や１２０カ所余りの大韓貿易投資振興公社（ＫＯＴＲＡ）海外貿易館に常設展示される。東大門デザインプラザ展示会は韓国文化の精髄、進化、可能性という３種類の主題を設け、３カ所の空間で展示される。

朴大統領は「こんにち、世界市場において、韓国製品は優れた革新成果の高い品質に適切な価格まで備えたベスト商品と評価されている。一歩さらに進んでコリアプレミアムを創り出さなければならない時期」と強調した。

この日朴大統領が「経済再飛躍」を強調する直前、安鍾範（アン・ジョンボム）青瓦台（チョンワデ、大統領府）経済首席は定例ブリーフィングを通じてサービス産業発展基本法案と労働改革４法案の２月の臨時国会通過を求めて野党を再び圧迫した。

国会はこの日もサービス発展基本法案や労働法案などは処理しなかった。２月の国会は会期が１０日までとなっている。３月の臨時国会の日程はまだ決まっていないが、総選挙局面に入るため法案処理が難しいとの見方が大勢だ。

安首席はサービス法に関連し、「（野党が）ありもしない医療営利化き損を憂慮して法案の通過に反対することは、まるで酒杯の中に見えた蛇の影のせいで病気にかかるという意の『杯中の蛇影』と同じ愚を犯すこと」と指摘した。あわせて「サービス法が医療の公共性を害するという心配はする必要がない」と述べた。

安首席は「１５２５日連続で止まったままのサービス法は、盧武鉉（ノ・ムヒョン）政府がその始まり」とし「盧元大統領が任期中の主要な演説でサービス産業の強化対策を強調していた」と述べた。また「盧武鉉政権時はこれを（医療民営化を）容認するという表現まで使っていた」とし「（野党は）盧武鉉政権の時の立場と１８０度反対の自己矛盾に陥っている」と批判した。

だが、「共に民主党」のキム・ソンジュ政策委首席副議長は「サービス業の医療公共性の侵害懸念と派遣法の毒素条項が全く解消されていない」と反論した。