【コラム】中国にサムスンだけを研究する組織あるが、韓国には…
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.04.22 15:29
今月初め中国・海南島で開催された博鰲フォーラムに出席した李在鎔(イ・ジェヨン)サムスン電子副会長は、帰国した際、空港で記者らに対し「中国に驚いた」と語った。「中国企業が運営する研究所があるが、そこにはサムスンだけを研究するタスクフォース(TF)チームがあると聞いた」と説明した。中国がサムスンのことを詳細に知っているということだった。李副会長は「責任感を感じる」と語った。
中国のサムスン研究は新しいことではない。後発企業が先行企業を研究するのは当然ともいえる。それでも李副会長が責任感を感じたのは、油断すれば中国に追い越されるという考えのためだったはずだ。韓国最高企業のサムスン電子も今は中国企業を意識しなければならない時になったのだ。ここで一つ疑問が出てくる。「では韓国は果たして中国企業のことをどれほど知っているのだろうか」という点だ。