“元慰安婦おばあさん”のその傷…全部写真に収められるだろうか(1)

“元慰安婦おばあさん”のその傷…全部写真に収められるだろうか(1)

2017年03月13日10時06分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
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アン・セホン作家が撮ったこの写真の主人公は、旧日本軍による中国人元慰安婦のカオ・ヘイマオさん(95)。彼女は20代時代の証明写真を見せて旧日本軍が奪い取った、花のように美しかった青春を思い浮かべた。
  約140人余り。写真作家アン・セホンさん(46)が17年間、韓国・中国・フィリピン・インドネシア・東ティモールなどの地域で会った“元慰安婦おばあさん”だ。彼は、しわが寄ったおばあさんの顔をカメラに写している。幾重にも積もった傷とともに。

  在日韓国人と結婚して7年間日本で居住しているアンさんに8日、ソウルで会った。彼は小さくて軽いカメラを取り出して「おばあさんが負担を感じないように音もほぼ出さずに撮っている」と話した。

  第2次世界大戦当時、旧日本軍が動員した元慰安婦は20万人と推定されている。アンさんは2000年から国内外の慰安婦被害者を探し回りながら写真を撮り、話を記録している。「旧日本軍による慰安婦被害者はアジア全域に存在している。戦争の残酷さを知らせたかった」。

  フリーランサー作家だったアンさんは1996年、ナムヌの家で写真撮影をしながら慰安婦被害者らと初めて縁を結んだ。ある元慰安婦おばあさんの話が彼の心を揺るがした。「被害にあった私たちが恥ずかしいわけではない。そのような事を犯した日本が恥ずかしいのだよ」。その後3年間、ナムヌの家でボランティアをしながら彼はやっと自身の道を見つけた。

  元慰安婦おばあさんを探す旅程は険しかった。アンさんはアジアで旧日本軍の慰安所が設置された地域を中心に回った。飛行機や船を数時間も乗って山奥や島の村を訪れた。情報を提供されて駆け付けてみたが、徒労に終わったことも多かった。彼は職業であるフリーランサー作家として稼いだお金のほとんどをこのことに注いだ。

  やっと一人のおばあさんに会っても、心を開くことは容易ではなかった。ますます焦りを出している自身を感じて気を引き締めた。「写真を撮るためでなく、おばあさんの話を聞きに行くことにしよう」。最初は話すら拒んでいたおばあさんが、何度も訪ねてくる彼の真心に心を開いた。写真撮影は必ず家族の同意を得てから進めた。

“元慰安婦おばあさん”のその傷…全部写真に収められるだろうか(2)
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