【取材日記】韓国教育、世界の称賛に笑う時ではない
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.05.22 09:21
20日午後、仁川(インチョン)の松島(ソンド)コンベンシア全体会議場。「韓国教育特別セッション」が始まるとすぐに演壇後方のスクリーンには、戦争で崩れた建物のがれきの山の写真が登場した。数百人の参席者が粛然とした。しばらくすると高層ビルを背景にした漢江(ハンガン)の夜景へと画面が変わった。会場は拍手の音で満たされた。2枚の写真は、60年余りの間に韓国がいかに発展したかをひと目で見せた。基調提案を行ったペク・スングン韓国教育開発院長は「教育を通じてこのような発展を実現することができた」と話した。1時間半にわたって行われた全体会議の主人公は断然、韓国教育だった。
だが賛辞ばかりに浸っているわけにいかないのが韓国教育の現実だ。オバマ米国大統領が韓国人の教育への熱意を何度も公に賞賛したが、これをきまり悪く思う韓国国民も多い。その背後に深く垂れ込んだ影のせいだ。