<朴大統領罷免>私邸前に支持者900人集結…朴前大統領は涙浮かべながら微笑
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.03.13 09:44
自然人になった朴槿恵(パク・クネ)前大統領の表情は明るかった。ソウル三成洞(サムソンドン)の私邸の前で待っていた側近と笑みを浮かべて対話した。太極旗(韓国の国旗)を持って立つ支持者には腰を曲げてあいさつした。12日午後7時38分から45分まで7分間、朴前大統領は笑顔を見せた。しかし私邸に入る直前には目に涙がにじんでいた。その時も表情は微笑んでいた。閔庚旭(ミン・ギョンウク)自由韓国党議員は「私邸の中で見ると目の化粧がにじんでいた」と話した。
2013年2月25日に大統領に就任してから1476日目に青瓦台(チョンワデ、大統領府)を出た朴前大統領は自宅に到着するのに22分かかった。朴前大統領は青瓦台から出発する直前の午後6時30分から約30分間、韓光玉(ハン・グァンオク)大統領秘書室長、金寛鎮(キム・グァンジン)国家安保室長、朴興烈(パク・ フンリョル)警護室長、首席秘書官と30分間ほど茶を飲みながら対話した。午後7時からは秘書室と警護室の職員約500人と別れのあいさつをした。青瓦台側は「歩き回りながら一人ずつあいさつを交わした」と説明した。
朴前大統領が乗った車(エクウスEQ900)は午後7時16分に青瓦台を出発した。黒の乗用車3台、SUV4台と警察バイクが警護した。経路は青瓦台-独立門(トンニムムン)→ソウル駅→三角地(サムガクチ)→盤浦(パンポ)大橋→三成洞だった。一時は青瓦台からソウル銅雀区(トンジャクク)国立顕忠院に向かい、父・朴正熙(パク・ジョンヒ)前大統領と母・陸英修(ユク・ヨンス)氏の墓参りをするという話が出ていた。顕忠院長も待機した。しかしそのまま三成洞に向かった。